きっかけは、echinoの一枚のカットクロスでした。
150cm幅×1m程度の布でしたので、前掛けでも作ろうかな、と眺めていたのですが、薄手で上質な生地、素敵なプリント…これで着物が作れないかと考え始めました。
着物にするだけのまとまった分量が欲しくて、いろいろなネットショップを見たのですが、既に廃盤でございました。
唯一見つけたのが、最初に生地を購入したとあるサイトで、カットクロスの状態になっていたものでした。
試しに体に当ててみますと、1mとは云っても、実際は110cm位あるようで、私の体型ではちょうど帯の下に隠れるようでした。
いける!
そう思って、そのサイトで最後の在庫を買い占めて参りました。

そして手に入ったのが、合計9枚のカットクロスです。
着物に仕立てるには、まず並幅に裁断して印をつける必要があります。
つながったままの状態で、形式的に背縫いを入れることもあります。
今回ははぎ合わせを入れないと、身丈が取れないので、縦に3枚はぎ合わせてから印をつけました。

経ち合わせはこんな感じ。
150cmなので縦に4等分すると、並幅になります。
前裾、肩、後ろ裾をはぎ合わせています。
袖はそのまま1mを2枚使いました。
衿は更に縦に2等分したものを2枚はぎ合わせて、掛け衿をかけて隠すことにしました。
おくみは、掛け衿を取った残りを横に2等分し、足し布にしています。
ちょうど、身頃のはぎ合わせ位置と同じになるようにしました。

この生地は、柄が大きいので、縦に同じ柄が並ぶようにしています。
衿やおくみも、1枚布で裁ったように見えるようにいたしました。

そしてできたのがこちらの着物です。
薄手なので、初夏~秋口までいけそうな感じです。

以前は肩当をつけていましたが、最近は軽く着たい気分なので、力布をつけています。
衿肩あきにちょこんと出るのが可愛らしいですね。

私の仕立ては、裏側にある掛け衿の下を縫いません。
あけておいた方が、浴衣として着る時に差込衿芯が使えて便利なのです。

マネキンに着付けてみました。
お、それほど派手でもない?
夏の花火大会ではむしろ地味かもしれません。

柄が一応揃っているので、そんなに違和感がありません。
欲を云えば、大きな柄がぼんぼんと並んでしまっているので、互い違いになるように柄合わせできたらかっこいいんですが…そこまでは無理でした。

こちらは浴衣仕様で着せてみました。

イベントに参加するために着て行った時のコーデです。
博多織の名古屋帯に、金魚の帯留めとブリキの金魚の根付を合わせました。