イレギュラーで開催の骨董市です。
いつも4月と10月に行く骨董市ではありません。
規模が小さかったので、着物を持ってきている業者さんは1軒しかありませんでしたが、それでも近づいて商品を見ているとお店の人が声を掛けてきました。
「パッチワークですか?」
と聞かれたので
「いいええ、和裁やってるんで古い着物を集めたりするのが好きなんです」
と答えて、よし!つかみはOK!!
普通の呉服屋さんに入っても、こういう骨董店に入っても割と無視されることの多い私ですが、最近は自分自身も慣れたのか、素材や値段を尋ねたり交渉したりができるようになりました。
貫禄がついたのかしら…それとも年を重ねて厚かましさも身についたのかしら…?
そのお店の品物は、割といい物が多かった(着用可なレベル)けれどもお値段も良かったです。
大体が1万円~になってましたが、交渉次第で8000円~7000円位にまで下がるのです。
「これいかが?素敵でしょう」
素敵なのはわかるけど、ちょっと好みじゃないなあ…。
「これは生地がいいのよ」
でも結構汚れてるのに、袖がない長襦袢が8000円ですか?
「ちりめんはお好き?」
とどこからかハギレを出してきましたが、手の平に乗るサイズの古布が3000円!あらこっちは着物から引きちぎったような袖そのまんまなんですが…。

「もっと派手なのないですか。派手なの」
と希望を告げて出してもらったのが、こちらの長襦袢でした。
この他に絽の今では見られないような素敵な柄入りの長襦袢もありまして、とても興味深かったのですが私は布の研究者じゃないし、予算的に買えるのはどちらか1着だし、解いて即材料となるようなものが欲しかったので、こちらに決めました。
1万円を値切って7000円。

現代に多い、手芸用のレーヨンのプリント物とは風合いが全然違います。
柄はいいのですが、縫い目がボロボロになっているので縫い直して着用できるようにもならないのですが…。

何の柄でしょう?
ねじり梅と笹から鯛やら大福帳が下がっている…十日戎の飾り物「吉兆(きっきょう)」でしょうか。
このちょこんと乗っているお人形ちゃん(?)が可愛い

今まで唐子やお人形等顔がついている柄が苦手でしたが、これはいいかも。

それから山になっている帯をほじくりかえしていて見つけたのがこの帯。
生成りの塩瀬の地に手描きのバラの花の名古屋帯。
しつけは中途半端に取れてますが、未使用品とのこと。4000円。
やや経年劣化のシミが見られますが、ま、締められないことはないな。と考えて購入しました。
無地っぽい紬の着物に合わせる、こういうお太鼓柄の染め帯が欲しかったんです

前帯にもバラの花です。