道行コートはなぜ赤系が多い? - ヒネモスノタリ。ゆきのノート

道行コートはなぜ赤系が多い?

手作りの材料探しに、中古の着物屋さんサイトをチェック。
生地として私の気に入る、いい出物は着物の形よりも意外と羽織やコートの方が多いのです。
羽織をチェックして(手頃な値段のものばかり買い物カゴに入れたら、10枚以上にもなってしまいました。減らさなきゃ)、あんまり明るい色合いがないなーと思いつつ道行きコートのページを見てみますと、たくさんあります。
あんまりありすぎて、目がお腹いっぱいです。
お買い物はまた後日ということにいたしました。

しかし、どうして道行コートって赤系が多いのでしょうか?
私が持っている道行コートは、正絹1枚、ポリエステル1枚で、やはりどちらも赤系です。
市販品に赤が多いから、必然的に中古市場に出回るのも赤が多いのか。
着物の色が地味な時に地味な色のコートを着ると、更に地味に見えるからコート位は明るい色合いのものにするのか。
調べてみましたが、わかりませんでした。
でも別の見方をすれば、赤系以外を選ぶとわざわざ誂えたような印象になるのでしょうか。
誰か教えてください。


この記事を書いてから17年経過後に補足します。

1. 若い女性向けの流行色だった可能性

昭和後期から平成中期にかけては、「若い女性は赤やピンク、彩度の高い緑などの華やかな色で豪華な模様のものを着る」という風潮がありました。
道行コートは外出着として着用されるため、特に若い世代向けの品には、明るく華やかな赤系の色が好んで使われたのかもしれません。

2. 礼装・略礼装としての位置づけ

道行コートは、本来、礼装や略礼装に合わせるものとされています。
フォーマルな場面では、落ち着いた色の無地や絵羽模様が基本ですが、時代によっては、お祝いの席などで華やかさを添える色として赤系が選ばれることもあったと考えられます。
特に、地紋のある赤系の道行コートなどは、上品な華やかさがあったでしょう。

3. 「晴れ着」としての需要

着物を着る機会が少なくなった現代においても、お正月やお祝い事など「ハレの日」に着用する機会はあります。
そのような「晴れ着」としての着物に合わせて、明るい赤系の道行コートが選ばれていた可能性があります。

4. 流行の移り変わりとリサイクル品の流れ

時代の流れとともに、着物やコートの流行色も変化します。
平成後期には、年齢を問わず似合う色を選ぶ風潮になり、シンプルですっきりとした意匠や、優しげな色合いが好まれるようになったという情報もあります。
そのため、昭和後期から平成中期に作られた、当時の流行を反映した赤系の道行コートが、リサイクル品として多く出回っているのかもしれません。

5. 色の持つ意味合い

赤は古くから魔除けや生命力、お祝いの色として使われてきました。
着物においても、祝儀や吉事の際に用いられる色です。そのような色の意味合いも、道行コートに赤系が多い一因である可能性も考えられます。

これらの要素が複合的に絡み合い、リサイクル着物市で赤系の道行コートが多く見られる状況になっていると推測されます。

20025.06.24 ヒネモスノタリ。ゆきのノート管理人 ゆき

コメント

タイトルとURLをコピーしました