毎年、仕事関係で七五三のお子様向けに商品を提供することがあります。
着物はレンタル、購入(ネット購入も最近は多くなりました)それぞれですが、骨董品のアンティーク着物を仕立て直す方、白生地から好みの色柄に染めてもらって仕立てる方、ご自分で着物を仕立てる方、これまでにいろいろな方に出会いました。
ちょっと変わったことをされる方は、七五三の思いも特別なのか準備が早いですね。
早い方になると春~夏に用意されたり、もっと早い方は1年前(これは私もおすすめしています。小物等好みのものがその年に出るとは限らないので)~3年前という方もいらっしゃいました。
印象的だったのは白生地から反物を染めてもらって、3歳で本裁ちの着物を作られたお母さん。
お被布は白の総絞りに名前にちなんだ百合の花を刺繍していました。
7歳でも着られるように、とお話をお伺いしていたのでゆくゆくは仕立て直して小紋にするつもりなのではないかと思っています。
晴れ着なのだから絵羽じゃなきゃ、と私も思っていたのですが、そういう着物をそうそう着る機会もないですし、そのうち大きくなるのですからずっと着られるように作ってあげるのもいいアイデアです。
あと逆の発想で大人用の小紋の生地で7歳の着物を作られた方もいらっしゃいました。
これも将来的には小紋にできますね(お母さんご本人はあまり着物のことには詳しくないようでしたが)。
3歳で大人用の長襦袢の反物を使われた方もいらっしゃいました。
昔のものは柄がいいので、できあがりを拝見しても変ではなかったです。
手作りされる方は、私が出会った中では100人に一人くらいだったでしょうか。
材料はポリエステルのちりめんでしたが、「着物を縫うの初めて」と言っていたにも関わらず、アンティーク風のちゃんとした着物でした。
七五三は子育ての節目でもあります。
形はどうであれ、一人一人にドラマがあるのだなあ、と思うとその記念に関わる仕事は夢があると思います。
自分にとっては何百何十もある仕事のひとつですが、お客様にとっては一生に一度のこと。
その時に出来る限りの最高の仕事をしたいといつも思っております。
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