だ…誰の? - ヒネモスノタリ。ゆきのノート

だ…誰の?

母が持っている昔の針山の中身は、人毛です。
昔の品なので、だんだん表地がやぶれてきて、中身が見えているのですがうちの母は平気でそれを使っております。
髪の毛は適度に油分があって、針がさびないため針山に最適とか。

最近では市販品で髪の毛入りなんて見たことがないので、私も作ったことがあります。
あれは、高校受験の願掛けのために髪を伸ばしていたら、腰まで伸びてしまいました。
高校に入学してから、「家政科だし、これからたくさん縫い物をするから」と30センチほど切った髪を美容室からもらってきてフェルトを切って縫った針山に詰めました。
縫い目やフェルトの目から多少髪が出てきますが、確かにさびずに使い勝手はいいです。
髪の毛の他には米ぬか、コーヒーの粉などもいいそうです。

ところで母のその針山の髪の毛、誰のなんでしょう?
母に尋ねると「さあ…市販のものだからわからない」とのこと。
それって気持ち悪くないか…?
人から出たものについて何となく気持ち悪さを感じてしまいます。

人毛といえば、かつら・ウィッグです。
カジュアル用は人工毛がほとんどですが、本格的なものはやはり人毛が多いようです。
特に花嫁さんがかぶるかつらは今でも人毛を使って、専門の職人さんが結っています。
これは中国の方の髪の毛だと聞いたことがあります。

若草物語でジョーが、怪我をした父に会いに行く母の旅費のためにかつら屋に髪の毛を売りに行くエピソードがありますが、今の時代に髪の毛を売ったなんて話はとんと聞いたことがありません。
以前テレビで、インド(多分)の寺院に入るときに剃った髪を、外国へ売って寺院の運営費に当てているという話を見たことがありますが…(髪は基本黒だけど、脱色して染めたりすれば金髪にもできるらしい)。
人から出たものはその出所が気になるところです。

ところで、似た関連の話をもうひとつ。
私が持っている振袖の帯結びの専門書があるのですが、そこに舞妓さんの着装、花嫁さんの着装、おまけに十二単の着装も載っています。
舞妓さんや花嫁さんのお化粧とかつらのかぶせかたもあって、十二単でも同じように載っているのですが…
「8.口紅(京紅とべっ甲あめとつばで練ったもの)をつけます。」
だ…誰のつば?
モデルさんご本人の?先生の?別の誰かの?

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