着物を着ていて、いちばん焦ったこと。
それは忘れもしない、数年前に友人の結婚披露宴に出た時のこと。
まだ着付けを習っていて、もう振袖も一人で着て帯を結べるまでになっていたので、ヘアセットだけ美容院に行って、あとは自分でするつもりでした。しかし、先生が「その日なら家にいるから、いらっしゃい」というので、着付けをお願いしました。
当日は朝から忙しく、まず家の近所にある美容院に行って恋人に迎えに来てもらい、金沢市内を縦断して先生のお宅へ。着付けてもらってから、写真館を予約していたのでまたしても家の方向へ。写真撮影を終えて、披露宴のあるホテルへ着きました。
駐車場からホテルの中へ入り、廊下を歩いていると、ん?裾が下がってくる…。
と、気づいたが最後、裾がずるずると落ちてくるではありませんか。
わ~腰紐がない!
と恋人に駐車場まで走って行ってもらって、探してもらって落ちているのを見つけてもらいました。
私は普段、ゴム製のウエストベルトを愛用しているのですが、何かの拍子に金具から外れたらしいのです。
ど、どうする…?腰紐なしでこれから2時間は持つまい。
とっさに頭の中に選択肢がよぎりました。
1.トイレに行って、直せるだけ直してみる。
2.予約していないけれど、ホテルの美容室に駆け込む。
2にしといた方が無難ですが、面識のないホテルの美容室に入る勇気がありません。
とりあえず、トイレの個室に行ってみることにいたしました。
残っていたおはしょりをめくって、ウエストベルトをそっと当てて締め、下がってきた裾をひっぱって強引に押し込むと…直りました~。
先生が文庫系の帯結びにしてくれていたのも幸いして、どうにか直りました。
ふくら雀だったりしたら、後ろのおはしょりが露出していないので、直すのは無理だったと思います。
うちの母は先生の着付け技術を疑っていましたが、私はそうは思いません。
その後同様に腰紐が外れるというアクシデントを1回経験しています。
どうも着付け教室で買ったウエストベルトは、引っ掛ける構造なので外れやすいのかもしれません。
出入りの呉服屋さんからカチッとはまるタイプのウエストベルトに買い替えてからは外れることはなくなりました。
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