はこせこというのは、七五三の女の子や花嫁さんが胸元に挿している、お財布のようなアレです。
箱迫、筥迫と書きます。
奥女中や武家婦人が正装の際に胸元に挿して使っていた装飾性の高い携帯紙入れです。
現代では七五三の衣装や花嫁衣装くらいしか使う人はいないのですが、あれが欲しくて。
いわゆる昔の化粧ポーチの役割で、昔の人は主に生理用品を入れて持ち歩いていたそうなので、はこせこを持っているというのは成人女性の証だったわけなのです。
現代でもぜひ復活を。と思っていましたら、既に商品化されたものがありました。
紬やウールの着物ではちょっと気後れしますが、やわらかい素材の小紋なんかに胸元からちょっと覗かせて挿すとかわいいと思います。
中身はティッシュでも、懐紙でも、ハンカチでも。
でも実際中身を入れる気はしないのですが。
持っていることが嬉しい。そんな意味合いの小物だと思います。
はこせこは商品によってくるっと留めているの(胴締めといいます)がなかったり、じゃらじゃらっとした飾り(御びら簪といいます)があったりなかったりなんですが、花嫁着付けをしている友人曰く、
「私が着付ける時は、付属品は全部外してしまう」
とのこと。
大きさもまちまちなので、特に決まりはないようです。
はこせこってやっぱり特別な存在。
近頃は地味な結婚式も流行っているので、中振袖の花嫁さんが懐剣・はこせこ・抱え帯だけで花嫁らしさを演出するのも素敵ですね。
成人式の振袖で、ビーズやフラワー系の帯飾りをじゃらじゃらとつけるくらいなら、はこせこをひとつ挿してほしいと思ってしまいます。きっと素敵だわ。
https://tsumamihana.com/shop/hakoseko.html
素敵なはこせこを販売しているサイトを見つけました。
お値段もお手頃が嬉しい。
コレクションしたくなりますね。
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