加賀縫い体験 - ヒネモスノタリ。ゆきのノート

加賀縫い体験

加賀縫いというのは日本刺繍のひとつで、金沢の伝統工芸です。
ぼかしが特徴的なのが加賀縫いとのことです。
実はメインイベントとしてこの体験プログラムを受けに来たのでした。
場所は東力町の小林刺繍舗さん。

最初は着物姿にお店の方も驚いていて、「糸くずとか落ちてるからねぇ」と気を使わせてしまいました。
コーディネイトに悩んだのですが絣の着物で来れば周りも気が楽だったでしょうか。

最初に何を作るかを聞かれて、二人とも直径4センチほどのブローチにいたしました。
実はバッグハンガーを作りたかったのですが、今部品を切らしているとのことでブローチなら金具を通せば帯留めにもなるし、バッグにつけたりもできるしということでブローチにいたしました。
最近、そういう目的でアクセサリーというとブローチを選ぶことが多くなってきています。
せっかくなら実用的に使いたいのですもの。

アイテムが決まったら、次はベースの生地選び。
どれも紬の生地でしたが(厚地なので初心者でも刺しやすいようです)、私はエンジ色をチョイス。
赤やピンクも捨てがたかったのですが、あまりに赤かったので少し抑えました。

それを穴の開いた木枠に画鋲でピンと張ります。
なんか、この辺は普通の刺繍枠でもいいんじゃないかと勝手に思ったりして…。

次に10種類位の中から図案を選びます。
私は梅の小花の模様にいたしました(いちばん簡単だと言うので)。
で、ブローチの大きさに対して刺す部分が少ないので、図案を増やしてもらいました。
型を置いて胡粉を刷毛ではたくと布に図案が写ります。
今まで何度か刺繍に挑戦しましたが、うまく図案が写せなくて難儀したものですが、こんなに簡単に写るなんてびっくりです。
でも粉が生地に乗っているだけなので、上からチャコペンで描き足し描き足しして進めていくそうです。
白のチャコペンが用意されていましたが、本職の方は多分使っていないと思います。

そして刺繍糸選びです。
私は白~ピンクのグラデーションになるように3色+花芯に銀糸を選びました。

「刺繍糸は既に縒ってありますが体験なので1色だけ縒るところからやってみてください」
とのことで釜糸を画鋲に引っ掛けて片方を口にくわえ、もう片方を右手を下から上に動かして縒っていきます。
それを2本作って今度は逆に縒り合わせます。その両端を切ってはじめて刺繍糸として使えるというわけです。
いや~、日本刺繍については予備知識があったのでそうやって糸を作ることからはじめるというのは知っていたのですが、いざやってみるとこれが難しい。
口にくわえている糸が取れちゃうし。


準備ができたらようやく刺繍へ…。
お店の方が写真に撮ってくれました。
前から私、友人、お店の職人さん。
ついつい姿勢が悪くなってしまいます。

この作業場は北向きの窓に面していて、蛍光灯はついていません。
色味がわからなくなってしまうので、自然光の中でしか仕事はできないとのことです。
さすが伝統工芸ともなると、建物の造りからして作業をするためになっているんですね~。


作業台はこんな感じ。
BGMにラジオがついていて、しかもいつも私が仕事場で作業をしながら聴いてる番組が…思わず自分の仕事場にトリップしてしまい、我を忘れて刺し続けました


これは上のアップ。
3輪目の花を刺してるところです。

花が刺せたら銀糸で花芯をちょんちょんと縫って、仕上げにアイロン、ブローチの土台に貼ってもらって完成です。


私の完成品です。
お、ちょっとスタイリングしてみたら何やら立派に見えますね~。下手なのに。
やってみて思うのは、意外と思っている場所に針が出ないのです。
それでどんどん図案からずれていっているような気がします。
体験なので図案は簡単、糸も太めなので多少粗い部分もありますが、でも可愛く仕上がって満足です。

不思議なのが、お互い選んだ土台が着ている着物の色と結構関連があるような気がします。
私はクリーム色の小紋に赤い帯でエンジのブローチ。友人は黒の絞り染めの紬に茶系の帯で紺色のブローチ(最初黒を希望していたのですがなかったのです)。
やっぱり好きな色ってそればっかり集まってくるのでしょうか。

別の体験プログラムにも挑戦したいと計画中です。
探してみると石川県は多いですよ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました